直感的な楽譜作成とリアルな再生で、アイデアをすばやく形にできる作曲ツールです。
直感的な楽譜作成とリアルな再生で、アイデアをすばやく形にできる作曲ツールです。
票 (648票)
プログラムライセンス 無料
開発者/メーカー MakeMusic, Inc.
バージョン 2012
次のOSで利用可能 Windows
票
(648票)
開発者/メーカー
MakeMusic, Inc.
次のOSで利用可能
Windows
プログラムライセンス
無料
バージョン
2012
Finale NotePadは、五線譜に音符や記号、テキストを配置して楽譜をまとめ、内蔵音源で再生しながら内容を確認できる楽譜作成ソフトです。作りたい形を決めてから細部を整える流れが取りやすく、まずは譜面として見える形にしたい場面で扱いやすい設計です。
このソフトは、複雑な制作環境よりも手早い記譜と再生確認を重視する人、パート譜を含む体裁を整えて印刷まで進めたい人に向いています。
新規スコア作成を支えるセットアップ
新規作成時のSetup Wizardでは、タイトルや作曲者の入力に加え、編成(楽器)を選び、拍子や調号、必要なら小節数までまとめて指定できます。楽器ファミリーに対する括弧や小節線の自動処理も用意されているため、白紙からスコア体裁を作る負担を減らせます。ページサイズと縦横(Portrait・Landscape)を最初に決められるのも、印刷を前提にする場合に助かるポイントです。
Simple Entry中心の入力と、直しやすさ
NotePadはSimple Entryで、音符や和音を1つずつ確実に入れていくスタイルを軸にしています。マウスでの入力だけでなく、コンピューターキーボードを使った入力にも対応しており、状況に応じて選べます。
入力後の修正も、音価の変更、休符への置き換え、縦方向の移動、タイや付点、連桁の調整、装飾音価(tuplet)など、譜面を仕上げる上で触れる要素を一通り扱えます。
また、1つの五線に複数の旋律線を書き分けたい場合は、レイヤー機構により1段に最大4つの独立したラインを重ねられます。上下の符尾方向を自動で分けて視認性を保つ設計で、簡単な対旋律や内声の追加にも対応できます。
再生でチェックできる表情と、再生コントロール
再生は、コンピューターのスピーカーと統合されたSmartMusic SoftSynth(SoundFont音源ライブラリ)で行えます。さらに、アクセントやスタッカートなど、譜面に置いた一部の記号に対してHuman Playbackとして反応するため、入力ミスの発見だけでなく、ニュアンスの当たりを付ける用途にも役立ちます。
Playback Controlsでは再生や停止に加えて、先頭小節の指定、巻き戻しや早送りなどが行え、聴き直しのテンポを落としません。
加えてScoreManagerでは、スコア内の楽器(Instrument)の表示や並び替え、削除、移調などの設定に触れます。再生面では、音色の割り当てに加えてミキサー系のミュート/ソロ、パン、ボリューム、リバーブ関連もまとめて扱えるため、簡易的なバランス確認がしやすい構成です。
一方で、途中で楽器を持ち替えるような“曲中の楽器変更”はNotePad側で追加できず、他環境で作成されたファイルを開いた場合にScoreManagerで確認できる、という位置付けです。
歌詞とコード表記、テキスト要素の扱い
Lyrics toolでは、譜面の下に歌詞を直接入力でき、スペースやハイフンで区切った“音節”を基準に配置します。音符の位置が動いた場合も追従し、ハイフンの位置合わせなども自動処理されるため、歌ものの譜面作りに向きます。フォント設定もドキュメント側でまとめて変更できます。
ギターコードのようなコード表記は、専用のコード機能ではなくテキストとして追加する考え方です。音符に追従するタイプではないため、入力順序やレイアウト調整の作法が前提になります。より高度なコード機能(調号変更に連動した移調など)を期待すると、ここは割り切りが必要です。
印刷とPDF化、そして運用面の注意点
印刷は、ページサイズ(Letter/Legal)や縦横の指定といった基本を押さえています。ただし、画面上で色分け表示される要素があっても、印刷ではその表示色が出力されない扱いです。
また、PDF作成については、外部のPDF作成環境(Adobe Acrobatなど)を前提にした案内になっています。
運用面では、MakeMusicからFinale NotePadを含むFinale関連製品の販売と開発を終了する旨が発表されており、今後の更新が見込めない点は現実的なリスクです。さらにMakeMusicの案内では、2025年8月26日以降は新規のテクニカルサポート依頼を受け付けないとされています。
加えて、提供形態としては、初回の一定期間はフル機能で動作し、その期間経過後は保存と印刷を継続するために認証が必要になる、と整理されています。
高評価
- Setup Wizardで編成、拍子、調号、タイトル情報までまとめて用意でき、開始が速い
- Simple Entry中心で、音符・和音の入力と修正を堅実に進められる
- SmartMusic SoftSynthによる再生と、記号に反応するHuman Playbackで確認がしやすい
- 歌詞入力が譜面に追従し、音節単位で整いやすい
- ScoreManagerで楽器の整理や再生音・ミキサー設定(ミュート/ソロ/パン等)をまとめて触れる
低評価
- 開発終了が発表されており、将来のOS環境に対する更新が期待できない
- 2025年8月26日以降、新規のテクニカルサポート依頼は受け付けないと案内されている
- ギターコードはテキスト扱いで、音符への追従や調号連動の移調といった高度なコード機能は前提にならない
- 画面上の表示色は印刷に反映されない
- PDF作成は外部のPDF作成環境を前提にした扱いになる